エリクソンタイムズ

フリーランスマネージャーとして大阪と東京を行ったり来たりするエリクソンが、読書ログとお金の話、英語、自分の仕事、自分の事について考えたことをまとめています。面白そうなことには全力投球。読書のジャンルは経済、お金、金融が多めです。

「武器としての書く技術」は良い本でした

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本を読むのは好きなのですが、本棚を持ちたくない&読んだ本を簡単に捨てたくないタイプなので、

よっぽど急いでいない限りは図書館で予約をして読んで返すスタイルの私です。

先日イケダハヤトさんの「武器としての書く技術」を読んだのですが、

あ、これは自分の為に買っておこうかなと思ったほど良い本でした。

 

そもそもイケダハヤトさんのことはネット上で知りましたが、

「まだ東京で消耗してるの?」という挑戦的なブログタイトルで繰り広げているのは有名ですよね。

私も東京から大阪に嫁に来た身なので、ちょうど

「あれ…?もしかして東京って相当生きるのに過酷だったんじゃない?」

と思っていたタイミングで彼を知り、的を得たタイトルだなと思って

ちょっとした親近感を感じていた方でした。

ブログ自体は結構挑発的な物言いもされる方なのですごく好き、というわけではないですが

「なぜ僕は「炎上」を恐れないのか」も読んで、とても努力家に感じたし、

この人は分かっててやっているのかと思ったら、「突き詰める人は違う」と

私の読書メモにも残っています。

今回読んだ「武器としての書く技術」は前の本も良かったので図書館で予約しましたが、

私の番まで実に2ヶ月半かかりました(笑)

人気なんですねー!

 

イケダハヤト流を余すことなく公開。でも誰にでも出来ることじゃない。

全体を通して思うのは「こんなに書いちゃってすごいな」ということ。

でもそれと同時に、「誰でも出来ることではないな」とすぐ分かります。

文章を書く事自体は難しいことではないけれど、やはりあそこに至るまでには相当な努力がいるのです。

本自体は全部で270ページだというのに、恐ろしいほど読みやすいのは、

彼がブログを続けることで培ってきた文章構成能力の賜物でしょう。

ザクザク読めるのに、ちゃんと要点が詰まっている文章なんてそう書けないですよ。

どんなことでも鍛錬をすればきっと磨かれていくに違いないのですが、

彼は「書く」という所をとにかくとにかく鍛えたんだなと思いました。

毎日ブログを書き続けることがどれだけ難しいか…。

そんなことブログをやったことのある人なら誰でもわかるわけです。

好きじゃなくては出来ないし、書くことで何か得なければ絶対できません。

彼は「書く」ことがとにかく好きなのもこの本でちゃんと分かりますし、

お金が入ってきたら間違いなく続けられる、とも明言しています。

この本は彼の仕事に対する真っすぐな姿勢が見えたのでした。

 

ブログでの稼ぎ方まで書いちゃってくれてます。

ウェブに関する仕事をしてしていた時期もあるので、ウェブでの稼ぎ方というのはフワッと知っていたのですが、

実際ブログで食べて行けている人はどんな風にしているのかなっていうのは

興味がずっとあったジャンルでした。

そんなことにもこの本は触れてくれています。

普通こんな稼ぎ方書かないですよ。

でも書けちゃうのは、やっぱり誰にもマネできるわけではないからなんです、きっと。

 

 

今回この本を読んで、「ブログ、書こう」と思わせてくれたのは言うまでもありません。

そもそも私、書くのは好きだったのです。

mixiの時は相当書いてましたから。

でも仕事で忙しくなったり、機密事項を持つことが多くなったり、

「発信する」なんていう言葉が重たく感じたりして出来なくなっていたのを思い出しました。

本の中にもありますが、色々なことはアウトプットする時に初めて整理されて出てきて、

自分のとても納得する形になっている事に気づく人も多くいるはずです。

私はそのアウトプットとして、自分が取材されているという設定で独り言を言うんですが、

結構良いこと言ってるんですよね(笑)

でもそれって誰も聞いてくれていないし、自分でも忘れて行っちゃう。

だからこうして文字に残しておくことって大事だなと思って。

別に誰か多くの人に読んでもらおうというよりは、まずは自分の為に積み重ねること。

それを続けていこうと改めて思えたのでしたー。