【続・エッセイが読みたかったから】生きるコント2 by大宮エリー
前回同様、エッセイが読みたかった時期に検索した本だったので選んでみました。
大宮エリーという人のことをを何も知らずに読んで、共感し、嫉妬。
そんな内容でしたねえ。
私も広告代理店出身なので、会社時代のことを書いている部分については大きく共感して、とても懐かしく思いました。
代理店というのは大きかれ小さかれ、やっぱり変な人の集まるところだと思います。
普通の人じゃちょっと扱えないようなことが多いなあと。
まあ元々変な人なんじゃなくて、少しずつ変になっていくんだと思うけどね。
なかなか捨てられない資料の話、低予算で作らなくてはいけないもの、社内での過ごし方…
どれも自分の会社員時代を思い出すものばかりでした。
なかなか捨てられない資料の話では、私の会社にもいたコピーライターのことを思い出しました。
もうね、地層のように紙束をどんどんどんどん積み上げるんですよ。
でもそれをしても、どこに何が入ってるかわかってて、いつもスッと出てきてて、
「あの人はもうああじゃないと、逆に整理したら探せなくなるんだ」ということで社内に認められてた美咲さん。
今頃どうしているかしら。
鋭い視点で切ってきて、優しいけど決して甘えさせない桜澤さん、
細かい仕事ならピカイチの池田さん、
夜中まで色校を見すぎて、ほんの数%の色の違いまでも見分けるようになった私に、ビールを飲みながら驚いていた大平さん、
酒飲んでから会社に来るのにまともに仕事ができる基さん、
デザインが好きなんだなとわかるからこそこだわりの多い吉田さん、
うだうだ言いながらも綺麗なものを作ってくれて「すごくねえ?可愛くねえ?」って良いものができると嬉しそうだった大西さん、
落としどころのないパンフレット作りで一緒に頭を抱えた…名前なんだっけ?w
会社は辞めたけど、クリエイティブチームと何かを作るのは毎回楽しくて、
今もその気持ちを追いかけているなと思います。
小さい代理店だったから大きな仕事はそんなにできなかったけど、どれも宝物。
でもそれでも、大宮エリーがいた電通だったら、こんなにでかいことができたのか!と思うと
すごく悔しい気持ちになったのは言うまでもないですね。
26とかでやっている仕事のレベルが全然違うんだもの!
本当、悔しいです。できないはずはないんだ、私だって。
でもその運をつかむのも、能力の一つだなーというのはわかっております。。。
まだまだこれからだって私にもチャンスがあるはずだ!
それだけ信じて、仕事をし続けたいと思うのでした。
そして、そんな中で気になった一文はこちら。
エッチで素敵な下着を穿いてる女の人はみんな言うよ。
いい下着を身につけてると勇気が出るって。
女の人として生まれたことを喜んでる人、毎日女の人として楽しんでいる人にならなきゃ。
いやね、綺麗なパンツを履かなくてはいけないなあと思ってたんですよ(笑)
結婚もしたんで、正直なところ下着にいい加減になっております。
綿パン最高です。
特にGAPのをここ最近は愛用しております!
別に誰に見せるってこともないけど、オットにでもいいから綺麗な下着を見せてやりたいなと思って。
そんなところにこれに出会ったものですから、やけに響きました。
近いうちパンツを一新しよう。