エリクソンタイムズ

フリーランスマネージャーとして大阪と東京を行ったり来たりするエリクソンが、読書ログとお金の話、英語、自分の仕事、自分の事について考えたことをまとめています。面白そうなことには全力投球。読書のジャンルは経済、お金、金融が多めです。

【ホリエモンて面白い】ゼロ ーなにもない自分に小さなイチを足していくー by堀江貴文

忙しかった間でも本は読んでいたんだけど、ブログに書く時間はありませんでした。

だから久々の読書ログです。

 

近くの図書館がリニューアルして綺麗になったのを見に行きがてら、本を物色。

いつも言っている方の図書館はあんまりピンとくるものがないんだけど、この日はいくつか見つけたので借りてきました。

 

それで、その時の一冊「ゼロ」。

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すごく話題になりましたよね。この本。

ホリエモンが懲役を終えてすぐの出版の本ですが、2013年出版の本です。

意外とついこの前くらいの本でびっくり。

テレビにも出ているのを見るので、そんなに直近のものだとは思ってもみませんでした。

 

内容は非常に読みやすくて、あっという間に読めます。

私はホリエモンのことは「元ライブドアの」とか一般的なイメージしかなかったけど、

これを読んで初めて堀江貴文という人のことを知りました。

比較的メディアでもビッグマウスなところが取り上げられがちだし、

収監前の行動も若いのに大胆というところもあったので、正直言うと嫌なヤツイメージ。

でも、実は苦境にいたからこそ頭を使って、努力をした人だったようです。

 

実は、本を読みながら前の彼のことを思い出していました。

前の彼と言っても、もう自分の人生の半分の年数くらい前に別れた彼ですが、

ホリエモンと同じようにヒステリックな母親に育てられていて、

一応お父さんと婚姻生活はあったものの、家族3人でどこかへ行くという事はあまりなくて、

家族の縁が薄い家庭だったなという印象。

当時高校生だった私からしてみたら、自分の家族は少なからずそうではなかったので

結構ショックを受けた思い出です。

そんな彼も、非常に努力家でした。

努力をすれば必ず実るというのを見せてくれたのは、今でも彼だったなと思っていて、

別れてからずいぶん時間が経つのに、なんだか全然忘れられない彼です。

(オットには申し訳ないけど。でもいいよね。)

人は幸せすぎる方が努力をしないのかもしれません。

ものすごい幸せな人なんて世界中でいるかどうかわからないけれど、

世界で活躍している人の多くに、辛いことがあり、それを乗り越えようとしたという苦労から

頭を使い、努力をしたという経緯が見られる気がします。

 

よくよく考えてみれば、忙しい時、満たされている時の方が何も考えていないと思います。

ついこの前までの私がそうでした。

忙しくて心の余裕も、脳の余裕もなかったのかもしれないけど、何も考えていなかった。

でも今、時間的に余裕ができたこともあり、頭にも心にも余裕ができたら

あれこれ不安が襲ってきてしまっています。

だから救いを求めて、この本を手に取っちゃったのかもなあ(笑)

 

本の中には気になる言葉がいくつもありました。

その中でも最もビシッと刺さったのがこちら。

 

経験とは、経過した時間ではなく、自らが足を踏み出した歩数によってカウントされていくのである。

 

フリーランスとして働くようになって一年。

ここからやっていけるか、大丈夫なのかと色々考えていたのが最近の不安なのですが、

これを見て「私、一応ちゃんと足は踏み出しているもんな」という変に安心したところがありました。

進んでいないようなことはなくて、毎日少しずつはちゃんと歩いているという自負はある、

だから大丈夫だから歩き続けようという気に。

 

その他にも

ゼロになることは、みんなが思っているほど怖いものではない。

失敗して失うものなんて、たかが知れている。何よりも危険なのは、失うことを恐れるあまり、一歩も前に踏み出せなることだ。

仮に自分の会社が倒産したところで、あなたという人間は潰れない。

経験を通じて手に入れたビジネススキルは確実に「次」へと生かされるのだ。 

本当に困った時、人生の崖っぷちに追い込まれた時、失敗してゼロに戻った時、あなたを救ってくれるのはお金ではなく、信用なのだ。 

自分の本業なんて、決める必要ない。

自分を人つの枠に押し込めなくていいのだ。 

 など。

 

人というのは、守るものができるとそれを守るために必死で、

それがなくなると何もかも無くなるんじゃないかと思いがちだけど、そんなことないんだよね。

自分さえいれば、どうにでも振ることができるんだよね。

 

不安があるのは当然だけど、肩の力を抜いて、今できることをもっとしよう。

次の波に乗れるように。

この海で泳げなくなっても、他の海で泳げるようになっておかなくちゃ。