エリクソンタイムズ

フリーランスマネージャーとして大阪と東京を行ったり来たりするエリクソンが、読書ログとお金の話、英語、自分の仕事、自分の事について考えたことをまとめています。面白そうなことには全力投球。読書のジャンルは経済、お金、金融が多めです。

【勝間和代をみなおした】お金は銀行に預けるな by勝間和代

正直なところ、あんまり好きじゃなかったんです。勝間和代さん。

最近はあんまりテレビなどでも見かけないけど、いつだったかすごく出ていた時期がありましたよね。

なんだかエラそうな人ねーと思っていたのです。

あと、なんかダサいなーって。

「カツマー」とかいっちゃって、勝間和代信者のことをそうやって呼んでいた時期もあったし、

ブーム的なところがあったように思います。

 

いつも通り図書館で見つけた本ですが、そういえば勝間和代って何者?ってことも知らないなと思って借りてみました。

 

www.amazon.co.jp

 

はっきり申し上げて、これは良書です。

勝間和代、めっちゃすごいじゃん!って最初の数ページで思わされます。

本の内容がわかりやすいこともさることながら、

ワークライフバランスのためには労働収入だけに頼るな、など

めちゃくちゃ刺さる言葉が多いわけです。

ここ数年でお金に関する本はいくつも読んできているけど、

金融リテラシーを持つ必要性から実践までの道のりまでを書いた本なんて、

多分これ以外ないのではないでしょうか。

 

とにかくあっという間に読みました。

この本をボロボロになるまで読んで実践したら、それなりの意味はあるように思います。

私も数年前から「お金」についての勉強をするようになりましたが、

そもそも私のような30代くらいだと「金融商品や株などの投資は怖い!損をする!」っていう考えが

相当刷り込まれているんですよね。

でも金融商品も株も、詐欺的商品ではないことくらいはわかっています。

損をするかもしれないけど、利益が出るかもしれない商品だってことも知っています。

でもなんでそんな風に「投資なんか危ないからやめなさい!」ってなるのかというと、

「バブルのせいだったのね」と言う結論に至りました。

私たちの親くらいの世代だと、多少なりともバブルを経験しています。

あの頃は土地も、金融商品も、買えば儲かるという感じだったのでしょう。

しかし当然そんなことが続くわけもなく、ある日突然大損。

だから「危ないもの」になったのでしょう。

でも、お金を稼ぐことをいろいろ考えると、どうしても行き着く思いがありました。

「働くだけでのお金の稼ぎ方しか知らないと、70過ぎた時にどうなるわけ?」と。

今は60くらいでは元気なのでまだまだ働けるかもしれないですが、

どうしても体が言うことを聞かなくなってくる時期がやってきます。

その時に、私たちはもう年金にも頼れないし、働くこともできないかもしれないし、

その働けなくなる時期までにそんなに稼いでおけるの?と。

そうやって考えると、私はどうしても投資は必要なのではないかと思うようになってきてしまいました。

 

日本ではお金のことはほとんど教えてくれません。

働いたら、その対価としてもらえるものがお金。

そういう風にしか教えてもらっていないわけです。

でも違うお金の増やし方を知ったならば、どれほど違うでしょうか。

私はそういう意味でお金の勉強をするようになりました。

そしてこれからももっともっとしたい。

その先にあるのはやはり「実践をするかしないか」というところだけれど、

多少なりとも実践をすれば、得る喜びも失う痛さも知るわけです。

お金の勉強もスポーツと一緒。

ルールブックばっかり読んでいても、プレーしなくちゃ意味がありません。

プレーして初めて、思い通りにいかないことを知って、より興味を深めます。

 

私のお金の勉強はまだまだ始まったばっかりで、

実践もまだ怖くてちょこっとしかできていないけど、

この本を読んで投資信託にも興味が湧いてきました。

投資信託をメインにしている方のブログなんかも読むようになったので、

またちょっとこれまでよりも幅広く視界を拓いた気がします。

いつからだって何をやるにも遅くないんだし、これからも少しずつやる予定!

金融商品とはなんなの?とか、興味はあるけど怖いと思っている人は、

まずはこの本から読むということでもいいと思います。

その興味が第一歩ですからね!