会社の規模じゃなくて人で選ぶ就活は、きっと働くことを好きになれる
twitterのタイムラインに、就活関連の広告がいくつか流れてきました。
3月ですもんねー。
春がまたやってくるんですねー。
就活。
私も苦労しましたねー。
もう10年以上前に私もみんながやったような就活をしたけれど、大変でした。
どちらかといえばそれまでの二、三年に比べたら、売り手市場といわれていたようだけど、私の就活が終わったのは卒業を間近に控えた12月で、合格の電話が来た時「あー、とりあえず来年ニートではなくて済んだ…」と思ったことを今でもはっきり覚えています。
就職活動の何が大変って、「何もわからないこと」だったなって思います。
どんな会社がいいのか、自分が何になりたいのか、自分の良いところはなんなのか、自分はこれからどうなっていくのか…
自分のことも社会のことも何にもわからないのに、「ハイ決めてー!」って急にそれはやって来て、急にそれと向き合うことになったなという思い出。
どんな業種ででもいい、とりあえず受かれば!という思いしか持てないままだった気がします。
唯一受かった会社は広告会社でしたが、決して大きな広告会社ではありませんでした。
福利厚生とか、残業がどうとか、そんなこと一切考えず、唯一受かったから入った会社で10年働きました。
社会人になってから思うのは、「就活の時は大企業しか知らなかったけど、小さな会社でも素晴らしい会社はいくつもあるんだなあ」ということ。
私の元会社も中くらいの規模でしたし、名前こそ大きく知られていませんでしたが、人がよく、とてもいい会社だったといまだに思っています。
大きな会社に受かればいいかっていうとそういうことでもないというのは、社会人になるとわかること。
実際社会に出ると「こんなに素敵な会社があったんだ」と思える会社って、結構あるものです。
お給料は多くないかもしれないけど、その分残業も少ない
昇給制度がしっかり整っていて、頑張った分だけちゃんと評価をしてくれる
とにかく会社の人たちがみんないい人
小規模だからこそ、自分の適性を見て、能力を伸ばしてくれようとする
小さい規模だけど、持っている技術は実は世界に通用する
自分が働いていることを、自分のやりがいとしてちゃんととらえられる
とかね。
実はこういう企業って、大きな就活フェアとかには出てなかったりします。
だからこそ社会に出てから知ったりすることも多々あるわけです。
今、これから就活へ向かう学生のどれくらいの人たちが大企業主義であるかわからないですが、実は中小企業でもいい会社が結構あるというのは、知っておいて損はないと思います。
中小だからこそブラックを気にする人たちも多いかも知れないですが、大手だけどブラック体質の企業だってあります。
だから、そんなに規模にこだわらないで、業務内容に興味を持ったり、面白そうだな、合うなと思ったところへ行ってくれたらいいなと思うわけです。
でも、、、、
会社入ったことないからわからないよ!!という声も聞こえてきそうなのは確か(笑)
私も前述の通りにアドバイスされたってあんまりピンとは来なかったかも。
なので、たった一つだけお伝えできることがあるとするならば、私はこうやって言いたいのです。
会社の人たちがみんないい人だなって思える会社を選びなさい
会社に入った後、最終的に何が働き続けるモチベーションになるかというと、「会社の人たち」だと私は思います。
会社は人で成り立つわけですからね。
それに、会社の人たちって、その後自分の家族よりも一緒にいる時間が長くなるんですよ。
嬉しいことも、辛いことも、ムカつくことも、全て一緒に共有して、発散したり協力したりしながら過ごしていくからこそ、「一緒に働く人たちがいい人」というのは、とても大事なポイントだと思います。
業務の大変さなんかは働いてみてからじゃないとわからないけど、面接に行ったり、会社の人たちの雰囲気を見ることは事前にできること。
面接の日が雨だったとして、迎えてくれる人事の人が「雨大丈夫だった?」って声をかけてくれるようなところは、まずいい会社だと思っていい可能性が高い。
人としての優しさを感じる機会が多ければ多いほど、その会社はいい会社だと思うし、自分に合っていると思うし、自分のことを伸ばしてくれると思います。
自分がどんなところで働きたいかわからないとか、どうしたいのかわからないって思っているなら、とりあえず「人」で会社を選んでみていいと思います。
働くことを楽しくさせてくれるのも、苦しいものにするのも、結局は「人」。
企業の大小に関わらず、「この人たちと働いてみたい」と思える会社というのはとっても素晴らしい理由だと思うので、そういう基準で就活をしてみると、見える世界が違うかも。
働くことって楽しい!って思わせてくれる会社と出会えるといいですね。